株式会社I・D・F

独創的な発想と高い技術力が生む
オリジナルなものづくりで地域貢献。

常務取締役 阿部 智宏さん

私が石巻専修大学の教授を務めているときに、東日本大震災が起きました。大きく変わり果てた地域の様子を見て、「ものづくりで被災地に貢献したい」と、株式会社 I・D・Fを創業しました。まず、私自身が車を運転中に津波に遭った経験から、世界初の「水に浮く自動車用シートカバー」を開発しました。これは大変な反響をいただきました。その後、「地域のために事業を行う」姿勢と高い技術力が評価され、東北大学が開発したマンガン系リチウムイオン電池生産の打診があり、製造に取り組むことになりました。マンガン系は、主流の三元系と比べてエネルギー密度は劣りますが、発火の危険性が少なく高額な設備を必要とせずに量産ができます。高い安全性や寿命の長さが求められる家庭用や医療用、農業用に大きな需要が見込まれます。
2019年に、廃校だった小学校校舎を活用した工場で試作を開始し、2020年に量産をスタートさせました。マンガン系の製造は日本では当社だけで、まさに「メイドイン石巻」の新たな地場産業の創出といえます。私どもは、今後、電池の関連製品の自社開発などに取り組むとともに、需要の増加に合わせて工場を全国に広め、その地域での雇用創出などに貢献していきたいと考えています。
当社がある石巻地域は人や企業、行政との距離が近く、みなさん協力的で仕事がとてもやりやすいですね。「人柄がよく、食べ物はおいしく、生活費が安い」と3拍子揃った生活環境の良さは何ものにも代え難いといえます。私は静岡県出身ですが、すっかり居ついてしましました。現在、廃校を事務所と工場に活用していますが、校舎だっただけに明るく開放的で、「のびのびと仕事ができる」と社員たちにも大好評です。校庭からはバーベキューを楽しむ社員たちの笑い声や、スポーツを楽しむ近隣のお年寄りや子供たちの歓声が聞こえます。海、山、川もすぐ近くにあります。地域の人々の温かさや豊かな自然に包まれて、ものづくりに全力で打ち込むことができる。それも当社の魅力です。

株式会社I・D・Fイメージ1

当社で販売、製造している製品。

株式会社I・D・Fイメージ2

組電池(7.6V ~ 30.4V)。

株式会社I・D・Fイメージ3

車載状態のFRS(ウェットタイプ)

新入社員が語るキラリVOICE

石巻育ちで石巻が大好でしたし、工業高校でものづくりの面白さを知ったこともあり、I・D・Fに入社しました。社会人の経験もなく、専門知識もなかったので不安はありました。でも、実際に入ってみると、先輩方がやさしく、丁寧に指導してくれたおかげで乗り切ることできています。最初は、リチウムイオン電池の電極を積層する作業でした。この仕事は、ちょっとでも製品に傷をつけたりすると不良品になってしまうので、とても神経を使います。それだけに、徐々に良品率が上がってきたときはうれしかったですね。努力の結果が目に見えるのでやりがいがあります。
私が仕事で大事にしていることは、上の人から言われたことをそのまま実行するのではなく、できるだけ自分の考えや工夫をプラスして仕事を行うことです。わが社はやりたいことをやらしてくれる雰囲気があるし、評価もしてくれので、一つの流れの中でどのようにすれば高い効果があげられるか、常に考えるようにしています。
先日、近所の外灯にわが社の製品が使われるのをみてとても誇り思いました。マンガンリチウムイオン電池は、今後いろいろな場所でいろいろな形で使われる可能性が高い製品です。わが社だからこそ、大手には対応できないニーズに応えることができると思います。「こんなことができるかな」などと、新しいことを考えることが好きな人には楽しい仕事だと思いますよ。石巻の人たちもわが社の人たちもみんな温かい人ばかりです。ぜひ、いっしょに仕事をしましょう。

株式会社I・D・Fイメージ3
  • 中塩 恒星さん
  • 出身地/石巻市
  • 趣味/映画鑑賞

<会社概要>

株式会社I・D・F

  • 業種/製造
  • 業務内容/リチウムイオン電池の製造、FRS(水に浮くシートカバー)の販売
  • 設立/2013年3月
  • 資本金/6,000万円
  • 代表者/佐藤幸太郎
  • 従業員数/16名
  • 所在地/宮城県石巻市皿貝字宮田7番地3
  • 電話/0225-62-3231
  • WEBサイト/https://www.i-d-f.co.jp/wordpress/
掲載日(令和3年3月)

求める人材像

取締役会長 山本 憲一さん

当社はものづくりの会社です。ものをつくる熱意にあふれ、納得いかないことには「なぜだろう、どうしたらいいのだろう」と徹底的に考える、そんな人には面白い会社です。経験は問いません。大学や大企業でものづくりの経験のあるスタッフが一から指導します。東北大学との連携も活発なので、やる気次第でかなり専門的な領域まで取り組むことができます。20代、30代の若いスタッフが第一線で活躍している職場です。福利厚生は大企業のシステムそのまま取り入れました。安心して、思う存分あなたの情熱を形にしてください。

取締役会長
山本 憲一さん